本日、先日申し上げていた生活保護の申請に同行してきました。
名古屋市近郊のある市の市役所に行ってきました。
ご本人の話だと、「家賃が高いので生活保護は無理」と言われたとのことでした。
しかし、私の知識では家賃は生活保護基準の金額よりも低く問題がないはずでしたので、その点を確認することをポイントに、再度の申請に同行したのです。
福祉課の窓口に行くと、「奥のほうへ」と相談室に案内されました。
てっきり私の入室はNGかと思っていましたが、ご本人が、私が司法書士で生活について継続的に相談に乗ってもらっていることを述べられると、同席を許されました。
私が事前に持参する書類の案内をご本人にしていたこともあり、不足の書類はなく、それらの書類を基に申請の話がスムーズに進みました。
前回問題になった家賃の話しは全く出ず拍子抜けしました。
約3時間、関係書類の作成にかかりましたが特に私があえて口をはさむ必要がある場面もありませんでした。
とりあえず申請を受理してもらい、どうやら20日程度で生活保護費が支給してもらえそうです。
市役所を出たときに、ご本人が、「前回と全然対応が違いました。やっぱり法律家がいると違うんですね」とおっしゃられました。役に立てたことにうれしさを感じつつも、相手によって申請を受け付けるかどうか対応を変えていることに少し怒りも感じました。
生活保護費の不正受給が問題になっていますが、おとなしく、まじめで、担当者に文句もいえない人は権利を行使できない制度、それが生活保護の制度のようです。
司法書士 馬ちゃん
2008-01-15
生活保護の申請に同行して