2007-12-26

消費者金融事業縮小の弊害

 最近ご相談された方がおっしゃっていたことがあります。

 この方は東海地方で展開していた消費者金融で借り入れをされ、がんばって返済されていました。

 ところが、最近の消費者金融業界への逆風のためにこの会社が無人契約機を含めた支店を次々を廃止したのです。

 その結果、この方のお住まいから半径20km以内に返済できる窓口が無くなってしまいました。この件についての会社からの説明は何もなかったようです。

 納得がいかず、会社に問い合わせたところ、「口座に振り込んでください」とのこと。

 返済しないと延滞状態になってしまう恐怖から、振込み手数料自己負担で最寄の銀行から会社の口座に入金をしていましたが、一回の入金で300円程度の手数料がかかるため、業者の対応に大変ご立腹されていました。

 なかには支店の閉鎖により返済の方法がわからなくなり、困っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

 このような状況で返済が遅れた場合に、延滞扱いとなり遅延損害金を請求されるとしたら、確かに承服できる話ではないように思います。

                              司法書士 馬ちゃん