クレジットカード業界NO1の三菱UFJニコスが11月30日、カードローンの過払い利息の返還漏れの可能性があると発表しました。
今まで廃棄したと主張していた過去の取引履歴の一部が存在することが判明したためです。
当事務所でも三菱UFJニコスに関する多数の案件を扱ってきましたが、過払い金が発生した場合の三菱UFJニコス交渉での決まり文句は「1995年7月以前の取引に関するデータは廃棄してしまって存在しない。」でした。
もちろん当事務所では、取引履歴の完全な開示がない場合でも依頼者に不利益が及ばないよう、推定される過払い金額の返還を強く三菱UFJニコスに対して主張し、ほぼこちらの主張通りの返金をさせていましたが、手続上支障があることは事実でした。
はたして、今回の件は単なる過失だったのかどうか、三菱UFJニコス自体及び金融庁には徹底的な調査をしてもらい、必要な処分をしてもらいたいと思います。
司法書士 馬ちゃん
2007-12-01
三菱UFJニコスが過払い利息の返還漏れを発表