2008-11-06

消費者金融も必死です。

 最近、通勤のために名古屋駅前を通ると、毎日のように消費者金融のティッシュ配りが行われています。

 しかも同じ場所で消費者金融2社が競い合うように配っていることも、よくあります。

 貸金業法の改正に続き、2010年6月までに、1人の借り入れ総額をその人の年収の3分の1に抑えるという「総量規制」が始まります。

 そうすると、例えば年収300万円の人は、総額で100万円までしか借り入れができなくなりますので、現在のように5社、多い人は10社から借り入れをしているという状況は無くなります。

 このことを消費者金融の側から見ると、借り入れの上限を50万円に設定した場合には2社しか貸し付けをすることができなくなりますので、どうしても2番目までに借り入れをしてもらう必要があります。

 今まで以上に、お客の意識の中に自分の会社のイメージを残す必要があるわけです。

 一時は少なくなっていたティッシュ配りが、時間の経過とともに増加していくのではないかと思います。

 
                                    司法書士 馬島 洋介