2007-11-30

クレジット取引の規制が強化される方向です。

割賦販売法改正の概要がまとまりました。
強引な訪問販売等と提携しているクレジット会社も責任を取らなければならなくなるようです。
もっと早くしてほしかったですね。着物や絵画の販売等で問題になっておりました。


朝日ドットコムの記事
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200711300022.html

2007-11-27

クレディアの債権届

業界を激震させた、クレディアの再生債権届の期限が本日まででした。


クレディアHP
http://www.credia.co.jp/

2007-11-20

司法書士 馬ちゃんの 実況中継「破産手続きの流れ」6

07/07/07
 こんにちは、お久しぶりです。
 本日は、委任契約の締結の状況を実況中継します。
 Aさんが、債務整理手続きの制度を理解され、疑問点も解消された状態で、当事務所に委任していただくか、再度持ち帰って検討していただくかをお聞きします。基本的には、来所された段階で業者への支払いを延滞されていて時間の猶予がないということもあると思いますが、10人中9人はその場で委任契約を締結させていただいています。
 委任契約書を2通作成し、2通に署名・捺印をしていただきます。このときに私が常に申し上げることは、「契約書の内容をしっかりと確認の上、ご不明な点・疑問点があれば、指摘していただいて、納得された上でご署名・ご捺印をお願いします。」ということです。お互いの認識が違ったが故に、後々トラブルになることは悲しいことですので、それを避ける意味でもしっかりと内容を確認していただいています。また委任契約書を2通作る(1通が委任者であるAさんの控え、もう1通が当事務所の控えになります)ことによって、例えば1通作成し、お客様にはコピーだけを渡す場合よりも、委任者・受任者の立場の平等性が明確になり、よいのではないかと思います。
 また重要事項説明書(手続きに関する注意事項・デメリットの説明を記載したもの)を提示し内容を説明させていただくことにより、今まで口頭で説明をしていたことが文字で認識できますので、手続きのポイントを再確認していただくことができます。重要事項説明書も内容を確認していただき、署名。捺印をしていただいています。
 委任契約書への署名・捺印が完了すれば委任契約が成立しますので、報酬の第1回支払い分として1万円程度(お客様の経済的事情によって金額は変わります)を委任契約成立時にお預かりしています。
その後、消費者金融のカードやクレジットカードをお預かりして、Aさんの目の前でカードにはさみを入れます。こうすることによってカードが使用不能になり、安心してカードを預けていただくことができます。
 最後に、疑問点・不安点が残っていないかを確認させていただいて、問題がなければ受任時の面談は完了しますので、Aさんには、スッキリとした気分でお帰りいただきます。
本日はここまで、次回はAさんが帰られた後の当事務所の手続きを実況中継します。
それでは。

司法書士 馬ちゃんの 実況中継「破産手続きの流れ」5

07/06/15
 こんにちは、中日ドラゴンズが楽天イーグルスに1敗1分と不甲斐ない戦いぶりで、少しテンションが下がり気味の馬ちゃんです。
 早速ですが、前回の続きを・・・。
 前回までのように、主にお客様の心配な点を中心に破産手続きのデメリットについて説明をすると共に、破産手続きの説明をします。
 破産手続きの原則として、「債務者が債務(借金)を返済できない場合に、本人が所持している財産を裁判所に明らかにして、売却できそうなものがあれば裁判所が売却をしその売却代金を各債権者に与えてそれでも返済できなかった債務は裁判所の力で法的に返済の義務を消滅させる」ものです。ですから本人名義の不動産があればほぼ確実に、車についても原則20万円以上の価値があればそれを手放す覚悟が必要です。逆に日常使用している家財道具については、一般的なものであれば手元に置いておくことが可能です。
 以上の点について、本人がどのような財産をお持ちなのか、お持ちの場合にその財産処分することになっても問題はないのか、という点を確認させていただきます。もし住宅ローンが残っていてマイホームを手放すことが嫌であれば、個人再生手続きの「住宅資金貸付債権に関する特則」制度を利用すれば、住宅ローン以外の債務を原則5分の1に減額することができる可能性があります。
 本日は、若干短めですが、このへんで。
 それでは。

司法書士 馬ちゃんの 実況中継「破産手続きの流れ」4

07/06/09
 こんにちは、土曜日の今日もお客様からの相談が3件入り、朝から出勤しています。でも、昨日は中日ドラゴンズがサヨナラ勝ちしたしたので、気分は上々です。
 さて、本日はAさんからの質問の「官報とはどのようなものですか」に答えつつ、自己破産手続きを含めた債務整理手続きにおけるプライバシー・個人情報について説明します。
 まず、官報についてですが、これは政府の刊行物で、成立した法律の紹介や企業が株主や債権者に広く情報を公開する場合の手段として使われています。自己破産手続きをした場合には、「破産開始決定」と「免責決定」が出たときに官報に住所と氏名が掲載されます。また民事再生の場合にも「再生手続開始決定」と「再生計画認可決定」が出たときに同じく住所と氏名が掲載されます。
 このように形式上は、官報という誰もが閲覧可能な刊行物に住所・名前が掲載されますので、自己破産手続きもしくは民事再生手続きを行っていることは、第三者も認識可能な状態となります。しかし実質は、官報というものの性格を考えたとき、一般の方が習慣的に閲覧している可能性は極めて低く、官報に個人情報が掲載されたことにより、お住まいのご近所の方や職場の同僚にそのことが「バレる」可能性は相当程度低いものと考えられます。このことは、この文章を読んでいただいている方が生まれてから「官報」というものを読まれたことがあるかどうかということを思い出していただければ、ご理解いただけると思います。
 もうひとつの媒体として、各役場(市なら市役所・区なら区役所)に設置されている「破産者名簿」にも文字通り自己破産手続きの進行中(具体的には、破産開始決定から免責決定までの期間。3ヶ月程度。)に住所・氏名が名簿に登載されます。しかし、こちらもご心配には及びません。一般の方は閲覧できませんし、職員には守秘義務がありますので、軽々と、職務上知りえた個人情報を外部に漏らすことはないでしょう。
 また、市役所などの役場で取得できる「身分証明書」にも破産者名簿に登載されている期間、「破産者」の記載がされることになります。
 最後に、これは任意整理を行う場合でも該当しますが、信用情報機関の依頼者の方の情報は、司法書士に依頼をした段階で、原則、事故情報に書き換えがされますので経済的信用は低下することになります。
 ご相談されるお客様の中には、手続きをしていることが第三者に知られることがないか心配される方も多くいらっしゃいます。全く100%知られてしまう可能性がないわけではないですが、ほぼ大丈夫と断言してもいいと思います。現に、手続きをしている最中もしくは手続き終了後に、ご依頼いただいたお客様から「○○に知られてしまいました。」というお話をいただいたことはありません。
 以上、債務整理手続きにおけるプライバシー・個人情報に関係する話をさせていただきました。
 今日は中日ドラゴンズの調子はどうかな?
 調子の上がらない西武ライオンズが相手なので、ぜひとも連勝してもらいたいです。
 それでは。

司法書士 馬ちゃんの 実況中継「破産手続きの流れ」3

07/06/04
 こんにちは、今日もいい天気でした。いい天気というか暑かったです。汗ダラダラ状態で裁判所から帰ってきました。
 本日はAさんからの質問に回答しましょう。「ブラックリスト」についてですが、これは、銀行やクレジット会社、消費者金融などがそれぞれ顧客の経済的な信用情報(例えば、支払いが遅れているだとか、法律家が介入しているだとかいうことです)をデータで管理しておりまして、その情報がリスト化されたものをいわゆるブラックリストと呼ぶようになったのではないかと思います。ですから、現在では原則として情報はデータで管理されていて、特に紙によるリストがあるわけではありません(データを印刷すれば紙になってしまいますが)。
 「ブラックリストに載る」とどうなるか、ということが相談にいらっしゃる方の一番の関心事かと思いますが、具体的には、以下の3つのことがある一定期間、原則することができなくなります。
 ①お金を借りること(銀行、クレジット会社、消費者金融を問いません)
 ②ローンを組むこと(自動車ローンや住宅ローンを含みます)
 ③新しいクレジットカードを発行してもらうこと(過去に取引のない会社も含みます)

以上について、①任意整理の場合には5~7年②自己破産や民事再生の場合には7~10年の間難しくなることをご覚悟いただく必要があります(期間については諸説あり、法律で確定的にきまっているわけではありません)。
 私がこう申し上げると、困った顔をされる方も多くいらっしゃいます。そのような場合には、「このような考え方もありますが」ということでお話をさせていただきます。
 「今までは借金の返済に充てる金額が多くて貯金ができない状態だったと思います。しかし法的な手続きを採ることにより、今まで月々15万円返済していたものが、5万円の返済に減れば少なくとも月々5万円くらいの貯金をすることができるようになると思います。これを1年間続ければ60万円、5年間で300万円が貯金できることになり、車であればよほどの高級車を希望しない限り現金一括で購入することができます。そうすればローンを組む必要なんて全くありませんよね。」
この話で半分くらいの方が「なるほど」とうなずいていただけます。
 ただ、どうしてもローンが組めなくなることに抵抗がある方もいらっしゃるようです。残念ながら借金のある方が法的な手続きを行うと、現時点の業界の取り扱いではブラックリストに載ることはほぼ確実ですので、「どうしてもローンが組めなくなるのはいやだ」という人は、法的手続きを採ることは難しいと思います。ただ、完済した後の過払い利息の返還請求ではブラックリストに載らない可能性の方が高いのではないかと思われます。

本日ははここまでにさせていただきます。
それでは。

司法書士 馬ちゃんの 実況中継「破産手続きの流れ」2

07/05/31
 こんにちは、今日はよく晴れていて、いい気持ちです。こんな日は事務所を抜けて公園にでも行きたいなぁ~。
 というのは置いといて、「破産手続きの流れ」の2回目です。前回は電話相談の実況中継をしましたので、本日は事務所での相談の様子を実況中継します。
 電話で概略的な事情を聞かせていただいて、おおまかな状況は把握できました。相談者はAさん。パートで働いている奥さんと幼稚園に通っている男の子1人の3人暮らしです。Aさんが事務所にいらっしゃいました。初めてお会いしましたので、自己紹介とともに名刺をお渡しします。最初にプライバシーの厳守を申し上げた上で、具体的な話に入ります。債権者や債務総額のこと、現在の収入や家計の支出の状態などお電話で聞けなかったところまで、詳しくお聞きしていきます。
 そして、現状の把握がほぼできた段階で、今度は私の方から債務整理の手続きについて説明を差し上げます。各手続きのメリット・デメリットや、どういう方を対象にしている手続きかということまで話をします。その後、私はいつも「何かご不明な点はございませんか?」とお聞きするようにしています。こう質問することによって、相談者の方が、どこに関心を持ったり不安を感じているのかがわかるからです。Aさんから、「ブラックリストについて、もう少し教えてください。」「官報ってどんなものですか?」と質問をいただきました。私はご質問にひとつひとつ回答をしていきます。私の基本的な考え方として、司法書士もサービス業のひとつですので、相談者の方=お客様が満足されることが非常に重要です。ですから常に相談者の方=お客様が何に関心があって、何を望んでいるのか考えるようにして、応対させていただいています。
手続きの説明と、Aさんの質問に対する回答は次回させていただきます。
 今日はここまでです。
 それでは。

司法書士 馬ちゃんの 実況中継「破産手続きの流れ」1

07/05/23
 こんにちは、今日から10回に分けて「自己破産手続き」の流れを実況中継します。これを呼んで頂き、自己破産へのストレス・誤解が解消されれば、と思います。なお、記載内容は名古屋地方裁判所での手続きですので、管轄の裁判所によって手続き内容が異なる場合もあります。その点ご了解をおねがいしますね。
 1本の電話が事務所にかかってきました。「自己破産について、お聞きしたいことがあるんですが。」40代くらいの男性のようです。まずは、「差し支えない範囲でお話くだされば結構ですが、具体的なお話をお聞かせいただければ、こちらもより適切なアドバイスを差し上げることができますので、よろしくお願いします。また、お聞きしたお話を第三者に漏らすことは決してありませんので、ご心配なく。」と、守秘義務の説明をします。その上で、「今現在、いくつの業者からトータルでおいくら借入があるのでしょうか?」とお聞きします。ほとんどの方は、お名前を名乗った上で、業者名や借入額をお話ししてくれます。
その後は、借金の原因、借入の開始時期、保証人の有無、担保の有無、収入の状況など、法律上ポイントになりそうな点について、質問をします。この段階で、今までの経験からある程度の方向性(債務整理をする必要があるのか。するのであればどの手続き(任意整理・自己破産・民事再生・特定調停)が適切なのか)の判断ができますので、私の見解としてご説明します(ただ、あくまでも簡単な事情聴取に基づくものなので、最終的な判断をする段階ではありません)。
 お客様からの質問事項にも回答させていただいて、「ぜひ、名古屋リーガルオフィスで!」または「一度、会って相談したい」ということになれば、無料相談のご予約を入れていただきます。平日は夜9時まで、土曜日も相談可能です。事務所のご案内をさせていただいたあと、電話を切らせていただきます。
 後日、ご予約を入れていただいた日に、参考資料(契約書や残高のわかる明細など。なくても問題ありません。)を持参いただき、それをもとに、細かな点についてもご相談に乗らせていただくという流れになります。
 本日は、ここまでです。次回は「事務所での無料相談」について実況中継します。
 それでは、また。

司法書士 馬ちゃんの「とりとめもない話」

07/05/10
 本日、消費者金融のアコムが貸付利息の上限金利を年18%に引き下げると発表しました。引き下げがいつから行われるかは報道にはありませんでしたが、多重債務で苦しんでいらっしゃる方には、朗報と言えるでしょう。今後、大手他社が追随するのか、注目されるところです。
 昨日の「とりとめもない話」で書いたとおり、吉野家が今日から丼・定食の50円割引を1週間やっています。私は風雨の中、自転車で食べに行きました。ほんと、吉野家って庶民の味方ですよね。
          新司法書士 馬ちゃん

司法書士 馬ちゃんの「とりとめもない話」

07/05/09
 本日、かねてから法廷で争っていた消費者金融との不当利得返還請求事件が解決しました。この案件は、消費者金融会社A社の過払い金返還請求に対する対応があまりにもひどかったため、依頼者の方と相談の上、豊橋簡易裁判所に提訴したものでした。口頭弁論期日を2回経て、判決に至りました。第2回口頭弁論では、私が裁判所に提出した準備書面により、被告であるA社に反論できる論点は全くない状態になっており、担当裁判官からも「被告の答弁書の論点については、原告提出の準備書面に記載のとおり、書証による証明がなされていないし、主張も失当と考えますが。」という「ありがたいお言葉」もいただいていました。当日はA社の社員の人が出廷していましたが、裁判官に対して、恐縮しきりといった感じで、敵ながら「大変だな~。」と思ったほどでした。閉廷後、社員の人と少し話しましたが、「先生のおっしゃっていることはよくわかるんですが・・・。先生が請求されている金額を支払う社内決済がおりないんです。」とのことでした。「じゃあ行くところまで行くしかないですね。」ということになり、勝訴判決をいただくことになりました。その後、控訴期間中にA社の本社管理部からTELがあり、「敗訴判決が出ましたので、早急に支払いの方をさせていただきます。」とのことでした。私は、控訴されるとばかり思っていて二審の準備もしていましたので、「あれ?」という感じで、なにか得をしたような、何か物足りないような変な気持ちでした。そして、本日和解内容もまとまり、晴れて一件落着しました。依頼者の方の希望金額を返還してもらえることになり、依頼者の方に満足していただけそうで、ほっとひと安心しているところです。
 話は変わりますが、明日、5月10日から(いつまでかは記憶にありませんが)、キャンペーンで私の愛してやまない「吉野家」の牛丼が50円引きになります。BSEが気になる方には、アメリカ産牛肉を使用していない定食も色々ありますので、もしよろしければ一度足を運んでいただくのも良いかと思います。
 それでは、また。
            司法書士 馬ちゃん

司法書士 馬ちゃんの「とりとめもない話」

07/05/02
今日は、お昼から名古屋法務局一宮支局へ会社設立の書類の受け取りにいって来ました。JR一宮駅から15分ほど歩きましたが、とても暖かく(ちょっと暑い?)、運動不足解消の散歩にはもってこいの陽気でした。法務局には15分くらいの滞在でしたが、作業服の建設会社の若手社員の方や、みるからに稼いでいらっしゃるような超高級スーツに身を包んだ不動産ブローカー風の方ありと、人間観察で待ち時間をつぶしていました。仕事が終わったら、心も軽くなり、名古屋への帰りの電車では、うとうとと居眠りを・・・。
たまの外回りは遠足気分でいいもんですね。               司法書士 馬ちゃん

司法書士 馬ちゃんの「とりとめもない話」

07/05/02
今日は、お昼から名古屋法務局一宮支局へ会社設立の書類の受け取りにいって来ました。JR一宮駅から15分ほど歩きましたが、とても暖かく(ちょっと暑い?)、運動不足解消の散歩にはもってこいの陽気でした。法務局には15分くらいの滞在でしたが、作業服の建設会社の若手社員の方や、みるからに稼いでいらっしゃるような超高級スーツに身を包んだ不動産ブローカー風の方ありと、人間観察で待ち時間をつぶしていました。仕事が終わったら、心も軽くなり、名古屋への帰りの電車では、うとうとと居眠りを・・・。
たまの外回りは遠足気分でいいもんですね。
                                    司法書士 馬ちゃん