先日、1ヶ月ぶりに「ヤミ金」の依頼があり、5社(5人?)と交渉を行いました。
5社中3社は、「覚えとけよ。」「おんたの名前覚えとくからな。」などと捨て台詞をもらいつつですが、スムーズに貸し借り無しということで話がつきました。
1社はご本人が2万円借りたまま1回も返済していなかったため、ヤミ金業者がどうしても引き下がらず、6月上旬に元本の2万円を返済することで、OKをもらいました。
手強かったのは残りの1社で、既に借りた金額以上の返済をご本人がしているにもかかわらず、「あれは利息として受け取ったものだ。だから元本はまだ残ってる。絶対に返せ。」の一点張りで、私としては穏やかに「ご本人に返済能力はありませんから返済は無理なので、今まで返済した金額を返せとは言わないから、もう手を引いてもらっていいですか。」と話したんですが、交渉中に突然電話を切られ、その日のうちに、ご本人の奥様の職場へ嫌がらせの電話が10数回があったようです。
その後、再度交渉してなんとか話がまとまりましたが、一時はどうなることかと思いました。
ご本人や、そのまわりの方が、ヤミ金と対決する覚悟があれば交渉としてはやり易いのですが、今回のように、相手が強硬な態度に出たときに、ご本人たちが「嫌がらせされるのなら、お金を払った方がいい。」と考えてしまうと、まさにヤミ金の思うつぼになってしまいます。
やはり、ヤミ金に借りる前に、ご相談にお越しいただくのが一番ですね。
司法書士 馬ちゃん
2008-05-23
久しぶりに手強い「ヤミ金」登場