2008-03-20

債務整理の最近の傾向

 景気の回復?と上限金利の引き下げの効果か、一昨年よりは去年、去年よりは今年という風に、自己破産や民事再生手続きで借金の整理をされる方が減っているように思います。

 裁判所に自己破産の申立てをすると、一人一人に事件番号が付され、事件番号でその年の始まりから現在までの申立て人数を知ることができます。それによると、去年の同時期のものと比較して、申立て人数が約2割減になっているようです。

 そもそも債務整理自体をする方が減っている気もしますし、自己破産をするまでの必要はなく、分割での返済を選択される方も割合として多くなっています。

 どちらにしろ、自己破産をする方が減っているというのは、政府の施策はこの分野に関しては方向性を誤っていないということでしょうか。

                                司法書士 馬ちゃん