消費者金融業界の再編が加速しています。
先日、レイクが新生銀行の傘下に入ることを書かせていただきましたが、そのレイクの買収を狙っていたアコムが、今度は三菱UFJフィナンシャルグループから追加出資を受けることを検討していることがわかりました。出資比率を高め関係を密接なものにすることが目的です。
レイク買収は規模拡大により活路を見出そうとしたのに対し、今回の話は、三菱UFJの信用力を活用し資金調達の面で他社に比べて有利な立場に立とうとするものでしょう。
アコムと三井住友の資本が入っているプロミスの2社と、独立系と言われるアイフル、武富士とは、貸付にあてる資金の調達コストつまり利率が2倍近く違っているとの話もあります。
一方、銀行側も、消費者金融が持つ個人顧客に対するノウハウを得ることで、リテール部門の強化をはかることを念頭に置いているようです。
アコムについては、同じ三菱UFJ傘下のDCキャッシュワンとの経営統合の話もあり、合従連衡が進んでいくと思われます。
司法書士 馬島 洋介
2008-09-05
三菱UFJフィナンシャルグループがアコムに追加出資検討