『手段教えられ感謝』 路上生活から脱却の男性
多重債務に陥り、路上生活を経験したさいたま市の会社員の男性(57)は、生活支援団体メンバーとの出会いがきっかけで普通の生活を取り戻しつつある。
かつて勤めていた会社では、懸命に働いても景気低迷で給与は下がり、ボーナスもカットされた。やがて借入金の返済に収入が追いつかなくなり、消費者金融で借りては返すとう自転車操業を余儀なくされた。
ついにはリストラに追い込まれ、自分を責め続ける日々に。「このままでは家族にも迷惑がかかる」と昨年二月に離婚し一人家を出て、駅の通路や公園で寝泊まりしていた。
昨年七月、生活困窮者らの相談に乗っている民間非営利団体(NPO)「ほっとポット」のメンバーと偶然、知り合った。これをきっかけに、生活保護の手続きや多重債務の整理など、ホームレス生活から脱却する方法が見つかった。来年には自己破産手続きの見通しもついた。
男性は「こうした団体があることを知らなかった。いろいろと手段があることを教えてくれて感謝している」と晴れやかな表情で話した。
<東京新聞より>
補助者 健司
2008-12-05
このような方々がもっと増えると良いですね
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